本体と画像２の物が出品物の全てです。赤経ウォーム歯数240、最大搭載モーメント荷重600Kg・cmを誇る旧アトラクス赤道儀をモーター換装しOnStep自動導入化したもので、アンドロイドOnStepアプリ（ブルーツゥース接続）、ステラナビゲータ11（USBおよびブルーツゥース接続）、ASIair_PRO（USB接続）で動作確認済みです。入手後に整備・改造を行い、１年半程自宅に据え付けて使ってきましたが、機材の入替えに伴い出品いたします。非常に精度こだわった良いメカ設計の機材だと思いますが、唯一クランプの効きが悪いのが欠点です。しっかりバランスを取っておけば、むしろフリーストップ的に使えて便利な部分もありました。以下の改造を行っています。オリジナルからの変更部分
①モーター換装・接続変更：モーターをオリエンタルモーターのPKP254D28AA2に換装し、赤緯モーターは不具合の多いロータリー接点を使わずにハウジング部から直接接続してます。ギヤ関係はオリジナルのものをそのまま使ってます。②クランプツマミが欠品してましたので、代替品を探して付けました。オリジナルより出っ張りが少なく、移動収納時は収まりが良いです。③台座下面に３箇所M10のネジ穴を開けてます。（画像６）、画像10のおまけのプレートを介して自作台座に共締めしてました。④三脚固定用のネジ（画像２中央の黒い物）はありますが、ワッシャーがありません。一応問題なく取付はできます。OnStep/回路部に関して
1/40の減速ギアが組み込まれている関係で、高速化は難しく、12V電源で180倍速まで動きましたが、余裕を見て、標準値120倍速（0.5°/秒）に設定してあります。私は24V電源で240倍速で使っていました。 OnStepアプリで60-240倍速の範囲で設定できます。（設定は保持され他の接続方法でも反映されます。）1/16のマイクロステップ使ってますので、モーターは355ppsで動いている勘定になり、惑星撮影にも支障ないと思います。パネル接続関係は、画像４と８を参照ください。配線の接続を間違えないように、赤経モーター側と赤緯モーター側とでコネクタのピン数を変えてあります。また、マイコン基板には内部からも供電してますので、ブルーツゥース接続の場合、USB接続の必要はありません。ST-4互換のオートガイド端子があり、簡単なハンドコントローラー（おまけ、画像10）が付属しますので、ソフト等が無くても、+12V(～24V）電源を接続すれば追尾が始まり、ハンドコントローラーでコントロール（１倍ですが）はできます。
鏡筒取付部は、ピッチ円直径35mm、とピッチ86mmでM8穴が開けてありますので大概の鏡筒は取り付くと思います。本体重量が24kg（カタログ値）もあり、、バランスウェイトを同梱するのは無理ですので、バランスウェイトは別出品いたしますが、本体を落札した方を優先したいと思いますので、必要な場合はご連絡ください。回路図・結線図やOnStepのconfigファイルなど必要な方は落札後連絡いただければデータ便で送ります。
（2023年 11月 23日 15時 00分 追加）オリジナルと違う部分追加です。バランスシャフトはステンレス製に変更してます。（2023年 11月 23日 18時 38分 追加）書き忘れてました、アトラクスは赤緯軸がウォーム直結で鏡筒側のクランプを緩めて回しても赤緯軸は回らないため、赤緯軸の極軸望遠鏡用の穴を正対させるために、ウォーム体自体が左右に90°回せる様になっているのですが、何故か左右90°でなく、画像9の様に左右のバランスが違います。内部に何か不具合があるのでしょうが、実使用時はクランプで固定する所ですので、支障なく使っていました。