カメルーン バミレケ族の祭礼に使用された木彫仮面です、人間には善と悪の二つの顔があり善行を積むことが大切である事を踊り手は真ん中の画面を被り寸劇で諭します、と資料に有りますがどちらが善か悪の顔か私には分かりません、珍しい仮面です。追文、アメリカ先住民ホピ族の創造主グレートスピリットは人を善と悪との二つの原理を持って作り左側は心ある善として、右側を心無い悪として、左側は不器用ではあるが賢い、右側は利口で強いが分別に欠ける、二つの間には絶え間なき闘いがあり、我々は善と悪のいずれがより強いものであるかを決めなくてはならない、という教えがあります、遠く離れた古代人が同じ意識を持っていた様です、ホピ族の聖なる予言が彫られた壁画にアメリカ大陸が火の海になる絵が描かれています、その時助けに来てくれる西から卍の印を持つ人、北から星の印を持つ人、南から太陽の印を持つ人が描いてあります、西の卍は日本人、北はエスキモー、南は南米の古代人、いずれもモンゴロイドです、そんな訳で左側は善で右側は悪であるのだと思います。